年末年始は相続の話をする良い機会です
年末年始にご実家に帰省される方はとても多いですね。自分の両親と会い、またお孫さんと会わせる、良い交流の機会です。
遺産や相続の話はなかなか切り出せず、亡くなってから初めて問題が浮上するというケースがほとんどですので、ご親族が一堂に会する数少ないこの機会に、お話されるのもよいかもしれません。
楽しい再会の場、大切な話も笑顔で進めたいものですね。
資産の整理は生前にしておこう
以前、コラムでも書きましたが、生前に資産の整理をすることは本当に大切です。亡くなってから相続人が「さあ、整理するぞ!」と着手するのは本当に大変なことになります。以下、コラムより引用します。
財産の棚卸しは、被相続人が亡くなり、いよいよ相続をするぞという段階になった時に行うことがほとんどです。ところが、被相続人以外があまり財産の管理を行って来なかった場合はとても大変な作業になることが多いのです。
これを生前に行ってしまうことで、そういった混乱や無駄な作業をできるだけ抑えることも、生前整理の大きなメリットです。
▼詳しくはこちらをごらんください
財産の棚卸しをしよう!
話の切り出し方の一例
相続の話は家庭によっては非常にセンシティブな問題であることがあり、切り出し方がとても大切です。
「親父やお袋もいざという時のために、そろそろ資産の整理をしていた方が、あとあといいんじゃないか」など、ソフトに話を始められればよいかもしれません。
「遺産」「財産」という言葉を使わずに「資産」という表現を使うとよいかもしれません。
「遺産」というといかにも「死ぬ」ということを連想しますし、「財産」というと少々直接的なイメージになってしまうからです。
「老後の蓄えのために」も棚卸しが必要
もちろんこの「財産の整理」は相続のためだけにあるのではありません。親御さんがお元気なうちに、老後の蓄えを整理するという意味でも重要です。
- いざというときのためにすぐに使えるお金を準備する
- 満期になった生命保険を別な運用に回す
- 不要な銀行口座などを解約しておく
- その他、放置していた株券などの整理
などを行い、みんなが分かるようにしておくとご本人(ご両親)たちも安心ですし、万が一のことがあっても見落としていた財産があった、ということもなくなります。
誰に相談すればいい?
資産、財産の整理は、資産状況によっては、とても手間がかかりますのであまり現実的ではありません。できれば弁護士などの法律のプロに任せた方がよいケースもあります。
法律事務所DUONは茨城県全域で、相続問題のプロとして問題を解決して参りました。初回相談料は無料ですので、ご遠慮なくご連絡ください。