財産管理委任契約のご相談
財産管理委任契約とは
体の調子が悪くて、銀行へ行けない・・
財産管理委任契約とは,自己の財産についての管理を受任者たる第三者に委任し,当該第三者が財産を管理する契約のことをいいます。
たとえば、頭はしっかりしていて意思表示をすることは問題ないが,病気等により動くことができない場合には,財産管理委任契約を締結すれば,安心して財産の管理を任せられます。
弁護士にご相談下さい。
財産管理委任契約は,後見制度と異なり,財産管理人を裁判所が監督するわけではありません。そのため,弁護士等の専門家を受任者とする場合が多いです。
成年後見制度との違いは?
財産管理委任契約は、成年後見制度と似ています。次に違いをまとめます。
財産管理委任契約 | 成年後見制度 |
---|---|
事理弁識能力を欠いたり,著しく不十分でなくても利用できる。 | 事理弁識能力を欠くか,著しく不十分である場合など,利用できる対象者が限定されている。 |
契約の取消権がない。 | 本人の契約についての意思表示を取り消すことができる。 |
裁判所の監督なし | 裁判所の監督あり |